九月の恋と出会うまで
松尾 由美
07−118 ★★★☆☆
【九月の恋と出会うまで】 松尾 由美 著 新潮社
《イルマーレ?的、ラブストーリー》
松尾由美という作家はちょっと奇妙で切ない恋物語がうまい。今回も、不思議な縁で入居したアパートのエアコンの穴から聞こえる未来からのメッセージが話の始まり。探偵のまねごとをするうちに自分に降りかかった危機が回避されていく。誰かが守ってくれている。SF的でミステリー仕立て、でも温かいラブストーリーだ。(本よみうり堂書評より)
「男はみんな奇跡を起こしたいと思ってる。好きになった女の人のために」 (帯文より)
【雨恋】もそうだったが、序盤はもの凄くいいのだが途中からおかしくなってくる。でも、こちらの方が少しよかった。読後感もそれなり良かったのだが。
話は、なかなか手の込んだいるのだ。マンションからして、胡散くさいな感じがする。建物がずれている。探偵のごとく尾行する。
みんな、最後の話に持っていくためのものか、……。
中途半端に読んでしまった、またいつの日か読もう。