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    鍋の中   村田喜代子

    • 2009.06.05 Friday
    • 08:48
    JUGEMテーマ:読書
      09−061 ★★★☆☆
     【鍋の中】 村田喜代子 著   文春文庫

     《初めて読む作家、芥川賞作品。四人と孫と過ごす中で、…》

    日本奇僧伝   宮元 啓一

    • 2009.05.25 Monday
    • 23:25
    日本奇僧伝 (ちくま学芸文庫)
    日本奇僧伝 (ちくま学芸文庫)
    宮元 啓一
    JUGEMテーマ:読書

     09−060 ★★★☆☆
     【日本奇僧伝】 宮元 啓一 著   ちくま学芸文庫

     《こんなに楽しくて変わった人・僧がいたのか…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    常人では思いもつかない、あるいは、思いついたとしてもとうてい実行できそうにもないことを、敢然とまた平然とやってのけてしまった、という逸話をもつ僧たち―孔雀の咒法を駆使した役小角、神通力の持ち主行基、空を飛ぶ陽勝、奇行に奇行を重ねた増賀、苦行の末に験力を発揮した空也など、歴史の表舞台に現れることはほとんどなかったが、人々の口伝えのなかにその「異能の人」「反骨の人」「隠逸の人」の姿をしっかりと刻印していった者たち。豊饒な説話世界のなかに、こうした奇僧たちの像を探し求めつつたどる、もうひとつの日本仏教史。



       何気なく読んだ本であるが、これは面白かった。25人の僧のことが書いてある。昔の書物を分かりやすく解説して書いてあるので読みやすい。ここに紹介されている25人の僧、西行、空也くらいの名前しか知っていない。エピソード・人(僧)なりが読んでいてスゴク楽しい。こんなに僧が一杯いて、いろいろの逸話が残っているのか。

     『異端の人』役小角、行基、陽勝、泰澄、行叡、教待、報恩、日蔵、蓮寂
     『反骨の人』玄賓、性空、叡実、行巡、増賀、仁賀、西行
     『隠逸の人』空也、教信、理満、千観、平等、桃水、東聖、徳一、行空

    何人くらい知ってますか。   


    爪   水上 勉

    • 2009.04.25 Saturday
    • 22:35
    爪 (中公文庫)
    水上 勉
    JUGEMテーマ:読書

     09−053 ★★★☆☆
     【爪】 水上 勉 著  中公文庫

     《時代という光景に人間の深い心裡が刻みこまれていく。》

     内容(「BOOK」データベースより)
    縁日の夜、東京の下町から失踪した若い女性の死体が、北近江の余呉湖で発見された。その爪を彩るピンクのマニキュアは何を物語るのか―。終戦直後の混乱した社会状況を背景に、謎ときの興味をこえて深い人間の業を描く推理小説の傑作。


     推理小説は、後だし後だしで展開されるのでいい作品には作家にも筆力が要求される。この作品は、犯人探しもだが、この時代にも焦点が当てられていて、この時代の状況が分かるようになる。


    へんくつ一代  三好 徹

    • 2009.04.01 Wednesday
    • 19:47
    へんくつ一代 (講談社文庫)
    三好 徹
    JUGEMテーマ:読書

     09−041 ★★★☆☆
     【へんくつ一代】 三好 徹 著  講談社文庫

     《へんくつか、学者としては優秀だったようだが…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    節を屈せず、茨の道を歩んだ主人公たちのそれぞれの生涯―。悲業の死を遂げた生粋のアナキスト大杉栄、女性の尊厳を貫いた柳原白蓮、足尾銅山の悲惨を訴え続けた田中正造ら六人の生き様に深く共鳴する著者が、時の権力や権威におもねることなく、不屈の信念で生きた彼らの人生の光芒を描く迫真の人物列伝。


     この本は富永弥兵衛(有隣)の話である。我が姓は、富永という平凡で全国どこでもある名前だが、江戸時代にこの名前の大名で出てくる小説を読んだが、その後の時代ではここに書かれている主人公くらいしか知らない。司馬遼太郎【世に棲む日日】なんかに学者で厭味な性格だと紹介されていたが、この本では偏屈・へんくつな人になっている。それでも書物を書いている学者として優秀だったようである。吉田松陰は、彼をうまく持ち上げたりして松下村塾の教授にしている。国木田独歩【富岡先生】は、この人がモデルのようだ。明治33年まで生きている。



    日本探検二泊三泊   宮脇俊三

    • 2009.03.29 Sunday
    • 10:43
    JUGEMテーマ:読書


     090−040 ★★★☆☆
     【日本探検二泊三泊】 宮脇 俊三 著  角川文庫
     
     中央公論社を辞めてから、紀行作家になる。『中央公論』『婦人公論』などの編集長として活躍した人だ。
     紀行文の文庫でも何冊出ているのだろうか。今まで20冊くらい買っているが、読むのは初めてだ。意外とあっさりした文章で読みやすい。ここにも書いてあるが、旅の行ったときの朝飯はなぜ美味いのだろうか。普段は一杯しか食べないご飯を二杯も食べてしまう。五島列島、熊野古道、青森の五能線など行ってみたいところばかりだ。

    半島   松浦 寿輝

    • 2009.03.08 Sunday
    • 23:33
    半島 (文春文庫)
    松浦 寿輝
    JUGEMテーマ:読書


     09−034 ★★★☆☆
     【半島】 松浦 寿輝 著  文春文庫

     《うーん、何だろうか、中年の現実と時間の経過…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    勤めていた大学に辞表を出し、寂れた島に仮初の棲み処を求めた迫村。月を愛でながら己の影と対話し、南方から流れついた女と愛し合い、地下へ降りて思いがけぬ光景を目にし、現実とも虚構ともつかぬ時間が過ぎていく。この自由も、再生も、幻なのか?耽美と迷宮的悦楽に満ちた傑作長篇。読売文学賞受賞作。


    文学の街―名作の舞台を歩く  前田 愛

    • 2009.02.18 Wednesday
    • 23:17
    文学の街―名作の舞台を歩く (小学館ライブラリー)
    文学の街―名作の舞台を歩く (小学館ライブラリー)
    前田 愛
    JUGEMテーマ:読書


     09−024 ★★★☆☆
     【文学の街―名作の舞台を歩く】 前田 愛 著  小学館ライブラリー

     《17編の作品・舞台があるが一作も読んでいない、いずれ読んでみたいが…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    樋口一葉『たけくらべ』から、田中康夫『なんとなく、クリスタル』まで、明治・大正・昭和の街を描いた名作17編をとりあげ、謎解きのおもしろさをも加味した興味津々の文学散歩。


    肩書きのない名刺  三国 一朗

    • 2009.01.17 Saturday
    • 23:59
    肩書きのない名刺 (1980年)
    三国 一朗
    JUGEMテーマ:読書

     09−008 ★★★☆☆
     【肩書きのない名刺】 三国 一朗 著  中公文庫

     《 日本エッセイストクラブ賞受賞作。
     私の中にある、三國さんは名聞き役の司会者としての印象がありますが、文章も上手いなーと感じました。それに役者で新劇の舞台にも出ていた人だと、この本で知りました。「掘り出し物」というエッセイに、結婚式の新婦友人がスピーチで、『ほんとにホリダシモノを選んだと思います』と言ったことが書かれていて、悪気がないが言葉の選び方も重要なことも語っています。その文章の後に、何回も目にする本がようやく手元に入って、このスピーチを聞いて、この本を読み直して、[掘り出し物][縁は異なもの]という言葉で締めくくっています。三國一朗さんを知っている方は少ないでしょうか、テレビ放送の始まりから出演されている人です。》

     


    あの日あの夜 - 森繁交友録  森繁 久彌

    • 2009.01.06 Tuesday
    • 22:06
    あの日あの夜 - 森繁交友録 (中公文庫)
    あの日あの夜 - 森繁交友録 (中公文庫)
    森繁 久彌
    JUGEMテーマ:読書

     09−004 ★★★☆☆
     【あの日あの夜 - 森繁交友録】 森繁 久彌 著  中公文庫

     《あの森繁節が、このエッセイで読める幸せ》

     内容(「BOOK」データベースより)
    名優森繁久弥が語るあの日、あの夜―。スクリーンを華やかに彩った原節子、かつて同じ舞台で切磋琢磨し技を競い合った伴淳三郎、三木のり平、山茶花究らとの交友録を中心に、さまざまなテーマを、痛快無比の森繁節で綴った珠玉のエッセイ集。




    愁月記  三浦 哲郎

    • 2009.01.06 Tuesday
    • 22:00
    愁月記 (新潮文庫)
    三浦 哲郎
    JUGEMテーマ:読書

     09−003 ★★★☆☆
     【愁月記】 三浦 哲郎 著  新潮文庫

     《母への思い、何を背負って生きてきたのか母は、…》

     内容(「BOOK」データベースより)
    一家の暗い宿命を負って生きた母が、九十一歳で長かった辛い人生を終えようとしている。その死の前後を静謐な文章で淡々と綴った、母への絶唱「愁月記」他、久しぶりに肉親たちや著者自身に関わる作品ばかりで編んだ待望の短篇集。七篇の収録作は、それぞれ『忍ぶ川』『白夜を旅する人々』など、著者自らの運命の系譜を辿る諸作品に連なるもので、短篇の名手が遺憾なく真骨頂を発揮する。



      五木寛之【風に吹かれて】という本と三浦哲郎【笹舟日記】が、大昔に読んだ中で気にいっているエッセイ本だ。三浦哲郎【愁月記】、私小説の母の死を題材にされているが、兄二人が失踪し、姉二人が自殺、そんな中、母は何を思っていたのか。三浦哲郎作品を何年ぶりに読んで、若いころに読んだときのものが少し分かりかけてきたように感じた。



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