FINE DAYS
本多 孝好
★★★☆☆
【FINE DAYS】 本多孝好 著 祥伝社
「FINE DAYS」
「イエズタデイズ」
「眠りのための暖かな場所」
「ランプシェード」
帯分にラブストーリーとあるので読んでみたが、内容は3篇がミステリぽいものだった。
「ランプシェード」は、老婆が語る恋物語であるが、父親が船長の為、船員を目指していた少年が父親が難破に会い亡くなり、母親がガラス職人にする。そして、女性と恋をして、一緒の暮らし始め、いつしか彼女が病気で倒れ、絶対に見てはいけないという小箱を開けてしまうのだが……。
現代の女性は、前の彼を友達して考えられるが、男性は、前の彼女をなかなか忘れられないと聞くがどうだろうか。
何人か出会う恋人?だが、忘れ得ぬ人は、たった一人なのか。
そんな問いかけをしている物語だった。