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    アイロンと朝の詩人―回送電車3  堀江 敏幸

    • 2008.06.17 Tuesday
    • 08:43
    アイロンと朝の詩人―回送電車3
    アイロンと朝の詩人―回送電車3
    堀江 敏幸
    JUGEMテーマ:読書

     08−098 ★★★☆☆
     【アイロンと朝の詩人―回送電車3】 堀江 敏幸 著  中央公論新社

     《短文・散文集の第三弾》

     <中央公論新社より>
     一本のスラックスが、やわらかい平均台になって彼女を呼んでいた――。ぐいぐいと、そしてゆっくりと、読み手を誘う四十九篇。好評「回送電車」シリーズ第三弾。


     

    一階でも二階でもない夜―回送電車〈2)   堀江 敏幸

    • 2008.06.13 Friday
    • 00:00
    一階でも二階でもない夜―回送電車〈2〉
    一階でも二階でもない夜―回送電車〈2〉
    堀江 敏幸
    JUGEMテーマ:読書


     08−096 ★★★☆☆
     【一階でも二階でもない夜―回送電車〈2〉】 堀江 敏幸 著  中央公論新社

     《フランス文学は読めなくてもこのエッセイは…》

     内容(「MARC」データベースより)
    しだいに身体を縮めてどこでもないジオラマのなかに入り込んでいくようだった…。こちら側との通路をかぎりなく曖昧に開いたままで。長短さまざまな54編のエッセイを収録した、「回送電車」第2弾。



    回送電車  堀江 敏幸

    • 2008.06.11 Wednesday
    • 00:45
    回送電車
    回送電車
    堀江 敏幸
    JUGEMテーマ:読書

     08−095 ★★★☆☆
     【回送電車】 堀江 敏幸 著  中央公論新社

     《紅茶を飲みながら、ゆっくり読みたい本…》

     内容(「MARC」データベースより)
    「あらゆる既成概念からの自由」を保ちつつ、言葉というもの、文学というものについて、内田百間、井伏鱒二から現代フランス作家を例にとりながら犀利な批評家精神と深い愛情を持って語る。



    熊の敷石  堀江 敏幸

    • 2007.06.12 Tuesday
    • 20:48
    熊の敷石
    熊の敷石
    堀江 敏幸
     07−162 ★★★☆☆
     【熊の敷石】 堀江 敏幸 著 講談社 芥川賞受賞作

     《ノルマンディーの情景が、…》

     出版社/著者からの内容紹介より
    芥川賞受賞
    いくつもの物語に出会う旅は、フランス人なら誰でも知っているという寓話に辿り着いた。

    ながくつきあっている連中と共有しているのは、社会的な地位や利害関係とは縁のない、ちょうど宮沢賢治のホモイが取り逃がした貝の火みたいな、それじたい触れることのできない距離を要請するかすかな炎みたいなもので、国籍や年齢や性別には収まらないそうした理解の火はふいに現われ、持続するときは持続し、消えるときは消える。不幸にして消えたあとも、しばらくはそのぬくもりが残る。――本文より

     内容(「BOOK」データベースより)
    「なんとなく」という感覚に支えられた違和と理解。そんな人とのつながりはあるのだろうか。フランス滞在中、旧友ヤンを田舎に訪ねた私が出会ったのは、友につらなるユダヤ人の歴史と経験、そして家主の女性と目の見えない幼い息子だった。芥川賞受賞の表題作をはじめ、人生の真実を静かに照らしだす作品集。


     この本の題名がいつも気になっていた。【熊の敷石】って、なんだろうと思っていたのだ。フランスの寓話なんだ。
     堀江さんの作品は、情景がおぼろげに浮かぶ、その情景を頭に入れながら読み進める。フランス、片田舎、ヤン、カトリーヌ、ユダヤ、どうにか私のなかで消化されて行く。ゆっくり、ゆっくりと、やっぱりこの語り口が良いのだ。

    めぐらし屋  堀江 敏幸

    • 2007.05.22 Tuesday
    • 21:32
    めぐらし屋
    めぐらし屋
    堀江 敏幸
     
     07−141 ★★★☆☆
     【めぐらし屋】 堀江 敏幸 著 毎日新聞社

     《「めぐらし屋」と題したノートに、…》
     
     偶然が偶然を呼び、どうしてこんなことがと思うようなつながりを生んで、その連鎖の果ての不思議な穴に誰かが落ちる−。父の遺品の中から「めぐらし屋」と題したノートを見つけ、記憶と謎に導かれて蕗子さんが向かった先は…。 (bk1より)


     この本は、読んでいくごとにどんどん導かれて読んでいってしまう。
     蕗子さんと大旦那さんとの父親について会話が何かぐっーと来てしまうのだ。
    めぐらし屋というのは、どんなものだろうか、…。

    河岸忘日抄  堀江 敏幸

    • 2006.08.31 Thursday
    • 23:29
    河岸忘日抄
    河岸忘日抄
    堀江 敏幸
     206 ★★★☆☆
     【河岸忘日抄】 堀江 敏幸 著  新潮社

     《贅沢な日々、ゆったりとゆったりと時間が流れる》

     内容(「BOOK」データベースより)
    セーヌと思しき河に浮かぶ船を仮寓とする「彼」。陽あたりのいいリビング。本とレコードが几帳面に並ぶ樫の木の棚。訪ねる者はといえば、郵便を届けにきて珈琲をのんでゆく配達夫くらいだ。謎めいた大家を時に見舞いながら、ブッツァーティ、チェーホフ、ツェランなどを再読し、ショスタコーヴィチほか古いLPに耳を澄ます日々。ためらいつづけることの意味をさぐる最新長篇。


     うーん、じっくり読みたい本だった。が、途中までで止めてしまった。
     ストーリ性が乏しいのに、着いていけないのが情けない。
     一つ一つの章で出来ていて、その中にも何でもない日常がすばらしい日々に映ってくる。長い時間をかけて、一つづつ読み進みてゆくことにしよう。

    いつか王子駅で  堀江 敏幸

    • 2006.08.09 Wednesday
    • 21:46
    いつか王子駅で
    いつか王子駅で
    堀江 敏幸

     183 ★★★☆☆
     【いつか王子駅で】堀江 敏幸 著  新潮社
     《タカエノカオリ、キタノカチドキ、テンポイント、テスコガビー?》

     内容(「BOOK」データベースより)
    路面電車の走る町。「珈琲アリマス」と記された小さな居酒屋。隣で呑んでいた正吉さんは、手土産のカステラを置いたまま、いったい何処へ向かったのか?―荒川線沿線に根をおろした人々とあてどない借家人の「私」。その日日を、テンポイントら名馬の記憶、島村利正らの名品と縒りあわせて描き出す、滋味ゆたかな長篇。


     独特の文体、長い文章、いつも軽くて短い文章に慣れていると手間どってしまうが、それでも読み慣れると心地よく進んでページを捲るのだ。何か重大なことが起こることでないが主人公の日常とその周りの人との関わりが描かれているだけだ。エッセイでもなく摩訶不思議な小説である。味があるっていうのかなー、この小説。お茶、いやここは珈琲でも飲んでゆったりした気分で読みたい小説である。

    雪沼とその周辺  堀江 敏幸

    • 2005.06.30 Thursday
    • 10:58
    雪沼とその周辺
    雪沼とその周辺
    堀江 敏幸

    125 ★★★★☆
     【雪沼とその周辺】 堀江敏幸 著  新潮社
     谷崎潤一郎賞受賞 川端康成文学賞受賞 木山捷平文学賞受賞

    《堀江作品を初めて読む》

     良い読書に適した本にも2種類ある。一つは、ぐいぐいと先を読ませるものと、もう一つは、ゆったりとした気分で読ませるものとが。もちろん、この本は、あとの方でページを繰るのが大袈裟であるがもったいないほどに感じるのだ。穏やかで静かな文章であるのに確実に、主人公の人生が描かれているのだ。


     評判が良いので、一度読んでみたかった作家である。
     評判にたぐわないくらいに良かった。
     こんな文章を書く作家もいたのか、と感心させられた。


     雪沼の地域に暮らす人々が、真面目でまっとうな生活・人生が<下線>さらり、さらりとしてしっかりと書かれている。七つの章のどれをとってもゆったりとしたなかにも、主人公たちが歩んできた確かな人生が浮かんでくるようでもあるのだ。何か、日常がこんなに温かみがあり、ちょっと豊かな気持ちにさせられる作品だ。


     デッキチェアの椅子に揺られながら、ゆったりとした気分で読みたい作品である。


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