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    夜明けの街で  東野 圭吾

    • 2007.07.21 Saturday
    • 00:52
    夜明けの街で
    夜明けの街で
    東野 圭吾
     07−187 ★★★☆☆
     【夜明けの街で】 東野 圭吾 著  角川書店

     《東野作品、不倫のテーマ…》

     出版社 / 著者からの内容紹介
    渡部の働く会社に、派遣社員の仲西秋葉がやって来たのは、去年のお盆休み明けだった。僕の目には若く見えたが、彼女は31歳だった。その後、僕らの距離は急速に縮まり、ついに越えてはならない境界線を越えてしまう。しかし、秋葉の家庭は複雑な事情を抱えていた。両親は離婚し、母親は自殺。彼女の横浜の実家では、15年前、父の愛人が殺されるという事件まで起こっていた。殺人現場に倒れていた秋葉は真犯人の容疑をかけられながらも、沈黙を貫いてきた。犯罪者かもしれない女性と不倫の恋に堕ちた渡部の心境は揺れ動く。果たして秋葉は罪を犯したのか。まもなく、事件は時効を迎えようとしていた・・・。


     久しぶりに東野圭吾さんの本を読む。不倫がテーマの本である。殺人事件も絡んだ本だが、東野さんがこんな本も書くのか、あらたな分野の開拓か、でもちょっとつまらない感じの本だ。前に読んだ盛田隆二【ありふれた魔法】の方が同じ不倫をテーマしているがいい。盛田さんの方が人間の内面が少し描かれている感じがするのだ。
     東野圭吾【夜明けの街で】には、ひとつの作品の後に付録が付いている。番外編「新谷君の話」、これが不倫のテーマの回答ではないがすべてのような気がする。
     東野ファンには申し訳ないが、どうも好きになれない。【白夜行】【幻夜】など読んで、気持ちが悪くなってくる、気味が悪くなって来てしまうのだ。屈折した人生模様に入っていけないのだ。 (本を読む人々。より)

    使命と魂のリミット  東野 圭吾

    • 2006.12.24 Sunday
    • 20:33
    使命と魂のリミット
    使命と魂のリミット
    東野 圭吾
     327 ★★★☆☆
     【使命と魂のリミット】 東野 圭吾 著  新潮社

     《使命と魂のリミット、という題名のままの物語だ》

     内容(「MARC」データベースより)
    心臓外科医を目指す夕紀は、誰にも言えないある目的を胸に秘めていた。その目的を果たすべき日に、手術室を前代未聞の危機が襲う。あの日、手術室で何があったのか? 今日、何が起きるのか? 心の限界に挑む医学サスペンス。


     東野作品の最新作と言うので読んでみたが、だがサスペンスドラマだけのような感じだった。私は、東野作品をあまり読んでいないが、この本にもっと深みの要素があってよさそうな気がする。読者は、贅沢なのだ、もっと一ひねりも二ひねりもあってよいような感じだ。しかし、「週刊新潮」に連載されていたというのもを聞くと納得させられるのだが。

     物語は、よく練られている。
     父親が手術で亡くなったことにもやもやとしたものをもつ主人公・夕紀、父親の手術を担当した西園教授、恋人を失ったことの恨みを持つ穣治、それが病院という舞台に繋がっていく。

     父親が手術前日に娘・夕紀に言う。
     人間は生まれながらにして使命を与えられている―。(中略)
     「ぼんやり生きてちゃだめだぞ。一生懸命勉強して、他人のことを思いやって生きていれば、自ずといろいろなことがわかってくる。人間というのは、その人にしか果たせない使命というものを持っているものなんだ。誰もがそういうものを持って生まれてきてるんだ」(本文より)
     

    手紙  東野 圭吾

    • 2006.09.24 Sunday
    • 12:55
    手紙
    手紙
    東野 圭吾
     235 ★★★★☆
     【手紙】 東野 圭吾 著  毎日新聞社

     《罪と償い、差別、いろいろ考えさせられた作品だ》

     内容(「MARC」データベースより)
    兄は強盗殺人で服役中。その時、弟は…。断ち切られた兄弟の絆。希望なき世界を彷徨う人生。いつか罪は償われ、傷は癒されていくのだろうか。『毎日新聞』日曜版連載、待望の単行本化。


    昨今被害者・家族の人権が問題になって取り上げられているが、この本では、犯罪加害者の家族、ここでは弟の感情・人生を主に書いてあります。
     兄は、弟の大学進学のために強盗殺人犯になってしまった。両親を亡くし兄が親代わりになっていたのだ。弟の殺人犯の兄を持つという過酷な人生が始まる。新聞小説と言う観点からか伏線があって、次から次へと社会の差別にあって、読者は引き付けられます。やっぱり、東野さんは巧い、巧すぎます。大概の人は、《殺人犯の弟》ということで離れていってしまいます。私なども現実には、大概の人になってしまうのでしょうか。刑務所の兄からの1月に1回の手紙が弟に届きます。当然、この「手紙」が題名になっているのでしょう。重いテーマですが、すんなりと読めますが、一杯の問題提起を持った作品だと感じました。この本は、一気に読んで下さい、一気に。そんな気がします。
     ラストは、こんなシーンを持ってくるのか、何故か大量の涙が出てくるのです。

    レイクサイド  東野 圭吾

    • 2006.07.09 Sunday
    • 21:53
    レイクサイド
    レイクサイド
    東野 圭吾

    159 ★★★☆☆
    【レイクサイド】 東野圭吾 著  実業之日本社

    《心理描写・感情描写が少ないストーリー。》

     (「BOOK」データベースより)
     妻は言った。「あたしが殺したのよ」―湖畔の別荘には、夫の愛人の死体が横たわっていた。四組の親子が参加する中学受験の勉強合宿で起きた事件。親たちは子供を守るため自らの手で犯行を隠蔽しようとする。が、事件の周囲には不自然な影が。真相はどこに?そして事件は思わぬ方向に動き出す。傑作ミステリー。


     この話のオチは、何だか悲しい。家族愛ってことかな。中学受験という世相を取り入れられている。今や中学受験は当たり前になっている。今後の家族を考えると複雑な思いになるのだ。

    容疑者Xの献身  東野 圭吾

    • 2005.10.30 Sunday
    • 21:38
    容疑者Xの献身
    容疑者Xの献身
    東野 圭吾

    214 ★★★☆☆
    【容疑者Xの献身】 東野圭吾 著  文藝春秋

     帯分に
     「これほど深い愛情に、これまで出会ったことがなかった。
     いやそもそも、この世に存在することさえ知らなかった。」
     男がどこまで深く女を愛せるのか。どれほど大きな犠牲を払えるのか―。

     しまった、この帯分を最初に読まなければ良かった。どうもこの帯分が読んでいると気に掛かるのだ。一気に読んだのでどうにか持ちこたえたが。愛情というのがうっすらわかる気がするからだ。だが、最後は、ジーンと来るものがあるのは、作家・東野の筆力だからであろうか。
     
     この本は、ご存知ガリレオシリーズである。
     母子の部屋で前夫が殺された、この部屋に隣部屋の数学教師が入って来た。そして完全犯罪の作戦を母子に授けるのだが……。
     湯川物理学助教授と容疑者・数学教師 石神とのトリックの知恵比べでもある。 
     そこには、二人が昔の知り合いということから友情に似たものが出てくる。
     こんな愛情の表現の出し方は、男だから出来る話ではないかと思ったがどうだろう。

    幻夜  東野 圭吾

    • 2005.10.08 Saturday
    • 22:05
    幻夜
    幻夜
    東野 圭吾

    196 ★★★☆☆
    【幻夜】 東野圭吾 著  集英社

     こんな悪意に満ちた女性がいるのだろうか、と言うのがこの本を読んだ時の第一の感想だ。
     この話は、阪神大震災から始まるが、どこか無理がある気がするのだがそれを忘れるほど読めるのは、確かな筆力あるからだろうか。相変わらず、細かい描写は巧く読むのを止められなくなってしまうのだ。読みごたえ十分なストーリーだ。主人公の成り上がっていく過程に、何がそうさせるのかが出てこない気がした。だが、そこには人間の持つ厭らしさみたいものが垣間見えてくるが……。

    嘘をもうひとつだけ  東野 圭吾

    • 2005.09.06 Tuesday
    • 15:52
    嘘をもうひとつだけ
    嘘をもうひとつだけ
    東野 圭吾


    172 ★★★☆☆
     【嘘をもうひとつだけ】 東野圭吾 著  講談社

     「嘘をもうひとつだけ」
     「冷たい灼熱」
     「第二の希望」
     「狂った計算」
     「友の助言」   5篇


     加賀刑事が、各事件の犯行を解き明かしていく物語だ。
     刑事コロンボか、古畑任三郎なみ推理?なのである。
     犯行に至るには、どんな思いがあるのか。


     ミステリーは、後だしで少しずつ犯行・犯人に結びつく内容が出てくるのだが、これがすんなりと頭に入ってくれば良いが、『なんーだそんなことなの!』となれば、やはりミステリーは読めないのだ。ミステリーも書き方が難しいのだ。

    白夜行  東野 圭吾

    • 2005.08.13 Saturday
    • 16:50
    白夜行
    白夜行
    東野 圭吾


    157 ★★★☆☆

     【白夜行】 東野圭吾 著  集英社


      東野圭吾作品  持っている本一覧

      【卒業】   講談社 
      【同級生】   祥伝社 
      【名探偵の掟】   講談社 
      【探偵ガリレオ】   文藝春秋 
      【嘘をもうひとつだけ】   講談社 
      【秘密】   文藝春秋 
      【ゲームという名の誘拐】   光文社  
      【片想い】   文藝春秋   
      【超・殺人事件】   新潮社 
      【予知夢】   文藝春秋 △
      【殺人の門】   角川書店 ○
      【幻夜】   集英社 印は未読


     読書した作家さんで『は行』が少ないのは、東野作品を読んでいないせいだろうか。それにしても『あ行』が多いなー。

     【幻夜】を読もうとしたら、帯文に
     名作「白夜行」から4年半。あの衝撃が、今ここに蘇る。(帯文より)
     とあるので、この【白夜行】を読むことにした。

     この本は、次から次へと展開していく。読者を飽きさせない。ミステリーだから謎解きの面白さもあるが、徐々に核心に触れていくが、読み手は犯人が大体わかっているが、どうしてな?、彼と彼女が?、の方が謎なのである。

     作品の内容は、ここでは書かない。
    【殺人の門】でも感じた、人間の悪意はどの時点で形成されるのだろうか。生まれて直ぐに身についてしまうのか、生まれて直ぐの環境(家庭)なのか。
     読んでしまって、【白夜行】の題名の意味を知った。

    予知夢  東野 圭吾

    • 2004.11.20 Saturday
    • 14:10
    予知夢
    予知夢
    東野 圭吾

    【予知夢】 東野圭吾 著  文藝春秋

    《ゆ、雪…。》

    17年前に男が夢見たのは、果たして妄想なのか?
    5編なる話の事件の謎解きが楽しい小説です。

    男が小学生四年の時に書いた。タイトル「僕の夢」
    内容は、自分が将来結婚する女の子の夢を見た。
    それに結婚する名前も書いてあるのだ。17年後に
    起こる事件が何かがあるのだろうか?

    近頃、夜明けころに夢を見る。
    たわいなことだったり、全然つながりのないこと
    だったり、夢・ドリームではなく、起きたら
    えらく疲れている。

    殺人の門  東野 圭吾

    • 2004.11.06 Saturday
    • 13:54
    殺人の門
    殺人の門
    東野 圭吾

    【殺人の門】 東野圭吾 著  角川書店

    《あなたは何人殺したいヤツがいますか》

    どうしても殺した男がいる。
    その男のよって、わたしの人生はいつも狂わされてきた。
    あいつを殺したい。でも、私には人を殺めることがどうして
    もできない。
    殺人者になるために、私に欠けているものはいったい何
    なんだろう?
    。。。20年間もの間、くすぶり続ける殺意。殺人者になり
    きれない男は、果たして「殺人の門」をくぐることができ
    るだろうか?
      (本の帯分より)
    442ページの2段書きの本であるがページを飛ばすこと
    なく読めた。殺したいヤツは誰でもいるだろうか、この
    ヤツがこの世からいなくなってくれたら、と思ったこと
    はないのだろうか。だれでも、そんな気分になったこと
    はあるような気がする。私にもこの男がという思いが?

    裕福な歯医者だった家族が、崩壊していく。その息子に
    ことごとくまとわり付いてくる同級生がいた。人生を何度
    も苦渋を味わされ、それでも付き合っていく。彼はどう
    して、この息子に必要以上に関わってくるのか?
    心の奥底にあるくらい闇だけが知っているのか?
    この息子(主人公)は、なぜ同級生を殺すことが出来
    ないのか?
    ことごとく主人公に関係していく女性が狡賢く描かれて
    いる。主人公の寡黙より、多弁の同級生の方が女性には
    関心を引くように描かれている。現実もそんな世の中が
    悲しく思うのは私ひとりだけだろうか。

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