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    しゃばけ  畠中 恵

    • 2005.10.19 Wednesday
    • 21:54
    しゃばけ
    しゃばけ
    畠中 恵


    204 ★★★☆☆
    【しゃばけ】 畠中恵 著  新潮社  日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作

     『このオレ・妖怪に何か、ようかい!』
     付喪神……器物に百年の時を経ってなる妖怪(器物に魂が宿るのでむやみに捨ててはならない……すすはらいで魂を鎮める)
     鈴彦姫……鈴が化してアヤシ妖と成ったもの

     犬神……
     白沢……
     墨壺……墨壺が付喪神になる
     屏風のぞき……
     見越しの入道…… 
     皮衣……
     荼枳尼天様……

     まだまだ妖怪が出てくるのだろう。妖怪をインターネットで検索するといるわ、いるわ一杯出ている。絵と解説、これは面白い、面白い、ちゃんとした謂れがあるのだ。妖怪は、水木しげる先生の鬼太郎シリーズに出てくるものぐらいしか知らなかったからなおさらだ。

     長崎屋の一人息子・一太郎は、生まれながらの病弱である。そこへ妖怪二人の手代を祖父がつかわしたのだ。
     大工殺しに一太郎が遭遇し、事件の謎解きにはしるのだが……。

     付喪神を知っただけでも、この本を読んで良かった。


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